『アクセル・ワールド』『ソード・アートオンライン』の中の人川原礫さんと三木一馬さんのトークショーに行ってきた。
慶応大学のアニメカルチャー研究会主催で【川原礫&三木一馬】トークショーに行ってきた。
川原礫さんは『アクセル・ワールド(AW)』、『ソードアート・オンライン(SAO)』の作者さんで、両作品がほぼ同時期にアニメ化もされている…というのは言わずもがななことだったかも。でもう一人の三木一馬さんというのは、電撃文庫での川原さんの担当者で手がけた作品にヒット作品が多い人なのだ。
そんな2人のトークショーと聞いて申し込んでいたんだけど、相当競争率高そうなのであきらめていたけどなんとか潜り込めたわけで。
電撃文庫のラノベを読むと三木さんの名前をよく見かけるのでどんな人なんだろうというのは気になっていたから当日楽しみだったのだ。
おお、生川原さんに生三木さんや!!
で、実際に登壇した三木さんを見ると結構なイケメンじゃないですか!! で、川原さんの方は現在Twitterアカウントのアイコンのイメージまんまに見えたw
最初に川原さんが『アクセル・ワールド』で電撃小説大賞を受賞されたとき、三木さんのセリフが酷いという話を披露してくれた。
『残念ですが…』という始まりらしくて相当に心臓に悪そう。それで受賞した、という話なので『殴られてしまえ!』とのこと。そう川原さんが言いたくなる気持ちもわかる(笑)
ちなみに12月にでるソードアート・オンラインの11巻で累計1,000万部を突破(する予定)らしい。電撃文庫史上2例目になる快挙だそうな。ちなみに初めて突破したのはとある魔術の禁書目録 だったりする。
三木さん曰く、『アクセル・ワールドがそのとき最初に読んだ応募作品で、コレよりも面白い作品が(応募作の中には)なかったとのことで相当印象に残っている様子だった。
ソードアート・オンラインも電撃文庫からでるきっかけも面白くて、アクセル・ワールド1巻の打ち合わせをしているときに本編に出てこないがたくさんあることを知った三木さんが驚いて追求していくと、実は元ネタがあるとわかり、それがソードアート・オンラインだったわけで。三木さんがSAOを読みたいとリクエストしたところ川原さんから電撃文庫換算で4,200ページ分のデータが送られてきた…というのもビックリだけどそれを1週間で読み切った三木さんもスゴい。そのことがきっかけで電撃文庫として刊行されたという話なのだ。
このSAO自体も応募作品として書かれたもので、スニーカー文庫か電撃文庫のどちらかに応募しようとしていたそうだが、文字制限に引っかかって出せずじまいだったものをwebで公開されたバックボーンがあったわけで、巡り巡って電撃で刊行された…ってのはなかなか面白いなと思ってみたり。あとオンラインゲームについてもやっと中・高生にもイメージしてもらえるようになった…と川原さんは話されていて、当時募集してデビューできていたとしたら今とは違った結果になっていたかもということも話してくれた。
実際にお二人がやりとりしている原稿の一部も公開されたんだけど、三木さんの赤字がぎっちり入っていた。
AW、SAOと違う作品を交互に執筆していると、著者校正が来るときは片方の執筆中で意識の切り替えがかなり大変とのこと。
両作品を担当した各プロデューサーさんも参加!! アニメ化にあたってのこぼれ話も…
途中からSAO・AWのアニメにかかわったプロデューサーさん達も参加して両作品のアニメ化したときのことを話してくれた。
SAOはなんで短編から入ったのか? という質問が司会から出ていたけど、アスナがキリトを好きになっていく過程と、キリトがソロプレイヤーになったきっかけから成長していった過程を大切にしたいから、という理由があったそうな。なので、時系列表をがっちり作っていたけど、AWはそうでもなくて、必要に応じて短編をストーリーに入れていったとのこと。ただ、それでも不足分が出てきたそうなので、川原さんに脚本会議段階から参加してもらって設定や伏線の説明をしてもらったという話だった。
三木さんはアニメに対してどんなスタンスで参加していたのか? という質問もあり、その答えとしては『一番ファンに近い立場(でありたい)』で意見を言ったそうな。
三木さん自身にも質問が及び、過密スケジュールをどう管理しているか? と聞かれたときは『すぐ決める』『決めたあとの対応も考える』と言うことをモットーにしているとのことだった。
1日200〜300通近いメールが来るのでどんどん捌かないと時間がないというのを聞いて『ちんたらやってたら終わらないなぁ』なんて感心してしまった。それだけ忙しくたくさんの作品を抱えてるけど、『全部成功させる勢いでやる』モットーはすごいな。
人気タイトルの作者さんとその担当編集さんの話が聞けたことは非常に良かったな。
ちなみに、トークショーに一緒に行っていた@asuka_xpアスカさんのレポートがかなりまとまってるのでそちらもあわせてご一読を!!
「ソードアート・オンライン」「アクセル・ワールド」原作者の川原礫&三木一馬がぶっちゃけトーク!内容メモを公開! | め~んずスタジオ

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